ショートステイが欲しい理由

①今のグループホームを見て、私まで悲しくなった

支援学校時代に施設見学へ行った時、その見学先に、グループホームを併設されていたところがありました。

グループホームでの暮らしぶりの話を聴いていたところ、最初は、皆、親と一緒に過ごしていた自宅と離れ、寂しくて泣いて夜を過ごすというのを聴き、私まで悲しくなりました。

その時から、ずっと考えていたことがあります。

例えば、私自身、中学生の頃から、早く親元を離れたかった。自分の知り合いを見渡しても、イヤイヤではなく、もちろん大学行くのに下宿するとか、就職したから家を出るとか、ごく当たり前に、親から離れている人ばかり。

なのに、なぜ、障害のある人は、無理やり離れさせないといけないのか???

親から(自宅から)離れたい!という気持ちを持てる人もおられるかもしれないが、そういう気持ちが持てないことが原因では?
それは、経験不足が理由でもあるだろうし、一緒に楽しいことをする友達等の存在が希薄なのも原因なのかも?差別や偏見の目も、いまだにあって、親じゃなきゃ安心できない場合もあるのかな?

まずは、親から離すより先に、親から(自宅から)離れたい!という気持ちを育ててやりたい!

娘は、一人よりも誰かと一緒の方が好きなので、一人暮らしには向かないだろう。だから、将来は、シェアハウス等に住めたらと思う。その場合も、一緒に暮らすメンバーを、親や支援者の都合だけで決めてしまってもいいのだろうか?

そんなこともフツフツと考えていたら、やっぱり、娘にとっては、一緒にいて楽しい!一緒にいたい!と思う仲間を娘自身が作っていくことじゃないか?という結論に…

じゃあ、その機会をどうやって作れば良いか?


②娘が寝ない。

平均的な就寝時間が、今は、3時前後。遅い時は、朝の6時半まで起きていることも、度々あります。長時間おきていると、耳や目までもが疲れてきます。睡眠時間が短いのも体がしんどいけど、起きている時間が長いということは、それだけ母子密着時間が長くなるということで、その間のやりとりにも正直疲れる日々。何度もお風呂へ入り、色々目が離せない。そして、何よりもパニックが始まればヘロヘロです。たまには、ゆっくり寝たい。自分の自由になれる夜を過ごしたい。

そうだ! ショートステイを利用して、何人かでお泊り女子会をしたらいい!

メンバーが、毎回同じとは限らないから、それで、何度もショートステイを重ねていく内に、親と一緒に過ごす家庭とは、また違った楽しさを味わえるだろうし、一緒にいて楽しいと思える友達が見つかるかもしれない。 見つからなくても、まずは、そういう経験を重ねてやりたい。


③障害のある・なしに関わらず、誰もが集える居場所を作りたい!

娘が小学校時代から、周りの子ども達との関わりの中、いろんな相乗効果を感じてきた。『みんなで作る学校とれぶりんか』という市民団体の中でも、不登校や引きこもり、障害のある子、様々な多様な子どもや若者たちが、色んな相乗効果を発揮しあっているのを感じてきた。なら障害のある子たちだけの居場所を作るのではなく、ひっくるめて、誰もが集える居場所を作れば、互いにハッピーになれるのじゃないか?
そんな場を作りたい!